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第4回に向けてのコメント②<髙道屋 沙姫(かまとと小町)>

第2回大阪短編学生演劇祭の優秀劇団だった「かまとと小町」の作家・演出家・俳優の髙道屋沙姫さんより大阪短編学生演劇祭にコメントをいただきました。

演劇のスタートラインに立った時、私は6歳だった。公文の先生と小学校の先生に薦められて言われるがままにスカウトオーディションを受けて合格し、事務所に入った。めちゃくちゃオーディションを受けたし、めちゃくちゃ落ちまくった。私は売れない子役として、演劇のスタートラインを切った。そこから始まった演劇ライフは、お察しの通り順風満帆ではない。14歳の冬に入部した演劇部は弱小だったし、19歳で白血病になって1年を無菌室で過ごした。
でもそれは私の人生のほんの一部。
高校二年生の時にコンクールで近畿大会まで行ったし、白血病だって逆に言えばたった1年で乗り越えた。大好きな仲間を見つけて、大阪短編学生演劇祭で最優秀賞と観客賞を貰ったし、全国学生演劇祭にも出た。それでも心が折れる時がある。上には上がいる。全国学生演劇祭に出場すると皆さんも思い知るかもしれない。演技が上手い人、文章を書くのが上手い人、面白いことをどんどん思いつく人、未来のスター、天才、秀才、鬼才、英才、カリスマ。あなたは、そのどれでもないと思っているかもしれない。私がそのどれでもないと思っていたように。今でも、才能があるか?と聞かれると自分では全く分からない。でも、『続ける才能』だけはあった。好きだという気持ちだけで、17年間演劇を続けてきた。数々の才能を目の当たりにしても、私は演劇をやめようとは思わないし、自分の夢を諦めたりはしない。何故か。私のスターラインには私しかいないから。足元の白いラインに並んでいるのは私1人だけ。どんな天才もスーパーヒーローも魅惑のヒロインだって、私の人生の中では脇役で、私と同じラインには並ぶことは出来ない。いつだって私は選ぶことが出来る。もう6歳じゃないし、誰かに薦められてこのラインに立っているわけじゃない。
想像してみて欲しい。この大阪短編学生演劇祭から、皆さんの演劇ライフが始まる。苦悩と葛藤で心が引き裂かれそうな日もあるかもしれない。仲間と喧嘩をして1人で泣く夜があるかもしれない。いつも、どんな時も、一歩を踏み出すとき皆さんは1人だ。覚悟は出来ているだろうか。この世界を変える程のトキメキや愛や夢や感動を人々に与える覚悟。見えていなかった世界、幸せへの入り口、夢への糸口を指し示す覚悟。皆さんは今、スタートラインに立っている。子役だった私が大阪短編学生演劇祭で子役のゴールテープを切って、関西小劇場でのスタートラインを切ったように、チャンスを掴めるかは自分次第。ここが最後ではない。数あるチャンスの内のほんの1つに過ぎない。これがダメでも、本当に皆さんが演劇が好きで続けたいのなら、ここは通過点でしかないだろう。しかし、この1つは紛れもなく皆さんの人生に刻まれる1つになるだろう。皆さんが観客の前で演劇をする、そのチャンスを悔いのないものにして欲しい。皆さんは今、スタートラインに立っている。

第4回大阪短編学生演劇祭 を経て今回参加する4劇団の人達はどんなスタートラインを切るのか、これから走っていくのか観に来てください!追ってください!
料金:学生前売 @1,700
   一般前売 @2,000

日時:9月23日(土)11:00~/17:00~
   9月24日(日)12:00~

会場:シアトリカル應典院


髙道屋沙姫さんの次の公演
KING&HEAVY第3回公演~Doc&HEAVY presents~『バグリン・ファイブ』
[日程]2017年9月29日(金)~10月1日(日)
[会場]HEP HALL

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by students-spf | 2017-09-14 13:10 | コメント | Comments(0)

第4回に向けてのコメント①<森岡拓磨(劇団冷凍うさぎ)>

第1回大阪短編学生演劇祭の優秀劇団だった劇団冷凍うさぎの作家・演出家・俳優の森岡拓磨さんより大阪短編学生演劇祭にコメントをいただきました。

 僕の記憶の大阪短編学生演劇祭は、名前の通り祭り、でありました。
楽屋における、参加団体それぞれの色が違うゆえのニコニコとピリピリ、講評会での怒号飛び交う狂躁的空気など、他にも忘れがたいものがたくさんあります。忘れがたいものというとは、良くも悪くも、異常や異様と言ったものであります。
自団体で程よくまとまって、程よくいい公演が出来たという状態では生まれない、混沌が祭りの場にはあります。泥臭さとその発露と昇華がある場が祭りであるように思います。祭りの場でしか、昇華され得ないものがあるように僕は思います。
あまり長くなく、密度の高くない僕の演劇経歴において、祭り第一回は、確かに祭りでありました。回数を重ねてより混沌を極めていくことを期待しています。そして、第十二回ぐらいでは死人が出たりしつつも、第三十回ぐらいでは應典院前に如何わしい出店が出るような祭りになっていることを期待します。僕も、そこで当たりくじのない一回800円の福引屋を出して、ガキとかに夢と絶望を植えつけたいです。

 とりあえずまずは第四回、皆、それぞれのおれの考えた最強のカッコ良いスタイル、を貫いて欲しいような気がします。みんながみんな、仲良くしようと言ってたり、つまんねぇ奴らはなぎ倒す!と叫んでたり、優勝とかは興味ないんで、と言っててもつまんないです。ちょっと会話したぐらいじゃ分かり合えない人たちが何故か一つの場に詰め込まれてこそ祭り、そういう空間が今日も大阪にあるんだなぁと思えると僕も明日を生きていけます。

第4回大阪短編学生演劇祭 はどんな形になるのか、どんな劇団が勝ち残るのか、そのニコニコとピリピリを観に来てください!
料金:学生前売 @1,700
   一般前売 @2,000

日時:9月23日(土)11:00~/17:00~
   9月24日(日)12:00~

会場:シアトリカル應典院

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by students-spf | 2017-09-13 12:31 | コメント | Comments(0)
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2017年9月23日24日@シアトリカル應典院にて開催される大阪短編学生演劇祭の公式ブログです。


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